平成30年12月7日(金)、鏡野町商工会奥津地区視察研修会が実施されました。
今年は、県南の備前と赤穂方面を訪れました。
最初に訪問したのは、「愛情一本チオビタドリンク」で有名な備前市にある大鵬薬品工業㈱岡山工場でした。
チオビタドリンクを製造しているのは、全国でも唯一岡山工場だけで一日に100万本もつくられているのには驚きました。
工場内も見学させていただき最新鋭の製造設備とオートメーション化により万全の管理体制のもと製造されているのが、よく分かりました。また、工場排水を自然に近い水に変えて海に排出させるバイトトープの設置など、環境への負荷低減にも積極的に取り組まれているところは「さすがだな。」と思いました。
次に訪れた備前にある「海の駅」では、瀬戸内海で採れた新鮮な魚介類を買うことができる魚市場とスーパーマルナカが合体したおもしろい経営形態をしていて観光客と地元客が入り混じっていて、とても賑わっていました。お土産にとついつい手が伸びてしまいました。
昼食は楽しみにしていた赤穂の元祖かもめ屋さんでおいしくいただき、その後、赤穂海浜公園内にある海洋科学館・塩の国を見学しました。ここはNHK朝ドラ「まんぷく」のロケ地にもなった場所で昔ながらの塩づくり体験ができるコースは予約がいっぱいの様でした。日本の塩づくりは塩分濃度約3%の海水から「かん水」という濃い塩水(約19%)をいかいに早く大量につくるかの歴史であったというのを復元された塩田を見ながら案内の方から説明を受け、とても勉強になりました。
塩づくり体験では、字際に海水(かん水)を土鍋で煮詰めてきめの細かい塩ができました。つくった塩は、いただいて帰ったので天ぷらか塩むすびをつくって食べてみようと思います。自分でつくった塩はきっと格別だと思います。
今回視察したところでは、作っているものは違っていても先人の知恵から学び、更なる効率化のためにそれぞれ工夫されていて大変参考になりました。
参加人数が13名という少人数での視察研修会でしたが、和気あいあいと楽しく一日を過ごすことができました。
鏡野町商工会
奥津地区活性化委員長 大角一史